シヴァの頭髪の中になんかおる!の巻き |
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ガンガーは天を流れる聖なる河で、何人もの聖者が地上に降下してほしいって苦行しても聞いてくれへんでん。
ガンガー 「何で私が地上に降りんなあかんの?いらんわ!」
さらに、聖者バギーラタが苦行を重ねてブラフマーに頼むことに成功してん。
ブラフマー 「人助けや思って地上に降りたって~な。」
ガンガー 「ブラフマーの頼みやったらしゃあないなあ。。ぷりぷり」
渋々やし更に激流になって、地上を呑みこんでしまうんちゃうかと悟ったブラフマーはシヴァに凶暴性を弱ませるように頼まはってん。
シヴァ 「この長くもつれた頭髪でガンガーを受け止めるわい。だいぶ弱まるやろ。」
ガンガー 「ホホホつ!この私を受け止められんの?無理やって!」 |
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シヴァ 「ほな降りてこいや!」
ガンガー 「ひゃっほ~この私の激流に呑みこまれるでぇ~」
グゴォー
ガンガー 「・・・ん???えっ?動けへん!なんでなん!」
シヴァ 「わし、舐めとったらあかんで。誰や思っとんのじゃ。ちょーそこでしばらく反省せ~や。」
ガンガーの言動に怒ったシヴァは、この後7年もガンガーを頭髪の中に閉じ込めはってん。その間にガンガーの凶暴性は弱まってな、7つの聖なる河となって海に流れることになってん。 |
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その一つが皆もよう知ってるガンジス河やねん。
地上の者はこの聖なる河のおかげでな、3万年もの間の苦労をまさしく「水に流す」ことができたっていうことやねん。
教訓一、
ガンガーみたいにちやほやされて自惚れてたら、しまいに痛い目に合うってことやな。
教訓二、
聖者バギーラタみたいに何事も諦めずにしたら、いつかは成功するってことやな。
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